♪、毎月の絵本「ちいさいパピーちゃん」全12冊 テーマ:元気が出る絵本 お話は、幼児にとって大切な「ゲンキ」、前向きな気持ちになる「やる気」、「よかったね」とhappyに感じる「幸福感」など、生きることへの励ましとなる、四季折々の物語です。 ♪、五十音おけいこ テーマ:言葉の発育を応援。
監修:村田耕一 / 作絵:五十野惇Family / 発行:株式会社メイト / 創刊1987年 / 定価:各778円、全12冊揃価9,312円
★☆★ YouTube、 絵本の画像と音の広がりを楽しめます。
♪ 絵本「ちいさいパピーちゃんのひなまつり」は、読み聞かせでご覧になれます。
内容 8分03秒 、CM 00秒
https://www.youtube.com/watch?v=dBEFOutZkoM
♪ YouTube、絵本「ちいさいパピーちゃんのひなまつり」は、アニメでご覧になれます。4分19秒
https://www.youtube.com/watch?v=AnwMzi7qCdQ
★☆★ チョット一言、パパのための読み聞かせ
○ 普段よりも「いい声」で読むことを意識しよう
○ あまり、話の意味にこだわりすぎない
○ ときに絵だけを見て、お話をつくってみよう
○ 一冊に一ヵ所くらいはメロディーをつけて読む
・
♪ 普段よりも「いい声」で読むことを意識しよう
普段とはちょっと違うきれいな声で読む。このことを心がけてほしいです。そのためにはどうすればいいのか。それには、普段より少し高めの声を出すように心がけましょう。
アナウンサーも役者さんも「きれいな声を!」と注文されると本番になると、ほぼ、みんな少し高めの声をだします。
♪ また、絵本の場面によっては、声に抑揚をつけたほうがよいと思いがちですが、そうするよりも一音一音を普段よりきれいな声で読んであげるといいですネ。平板でもOKですよ。きれいに聞こえると、
なによりも言葉が相手に届きます。
♪ あまり、お話の意味にこだわりすぎない。
お父さんの場合、どちらかというと文章の意味やテーマにこだわりすぎる傾向があるようです。たとえば『人魚姫』には「姫は海の泡となって 消えてしまう」という魔女の予言が出てきます。「泡と消える」って どういうことなのか、子どもに質問されるとつい一生懸命に 説明しようとする傾向があります。
♪ 大切なのは説明は 簡単にして、きれいに読むことに 集中することです。これは、幼児に 絵本を読み聞かせることで、その子の中に言葉の五感をしみ込ませることに なるからです。言葉の五感が体の中に いっぱいあれば、言葉で物事を考えたり、自分の気持ちを 言葉で表現したりできるようになるからです。そのために、 話の意味にこだわるより、一音一音を感じさせて ほしいのです
♪ 時には絵だけを見て お話をつくってみよう。絵本は、絵だけを追っていけば全体のストーリーがわかるようにつくられています。ときどき文章を忠実に読むのではなく、絵を見ながらお父さんがストーリーをつくりながら子どもに語りかけていくのもいいと思います。新鮮だし、ページ毎に子どもと交代で話をつくれば子どもの想像力を刺激することにもなります。
そうすることで、より言葉に関心をもつようになります。
♪ 一冊に一ヵ所ぐらいはメロディーをつけて読む
子どもたちは メロディーに合わせて体を動かすことが大好きです。さらにメロディーにあわせて文章を口ずさむようにすると、言葉が子どもたちの中に自然と入っていきます。どんな絵本でも、 必ず一ヵ所や二ヵ所メロディーが湧いてくるような 文章があります。そういう文章に出会ったら、思い切ってオリジナルの メロディーをつけて歌うように読んでみましょう。何回もそうしているうちに、そのところにくると子どもも一緒に 歌いだすようになります。
♪ 音読が楽しめれば親子の心は豊かになります。
♪ それと、大切なことは、声 に出していい感じの文章、気持ちのいい文章、聞いていても感じの良い声になる絵本を選ぶことも重要ですね。結果として、子どもたちが声にだしてみたいと感じる文章、そんな絵本を選ぶ心がけも大切です。
☆
毎月の「ちいさいパピーちゃん絵本」は各作とも、ほぼ300~600文字で構成され、読み聞かせの時間が短い。声を出すことを前提に作成された絵本ですから、まるでお米の一粒一粒を味わうように読んであげると、まるでお米の一粒一粒を味わうように感じられますから、幼児の母語の発育を楽しく後押しします。ホームページをご参照ください。
★☆★ 投稿者 / 五十野惇
元NHKおかあさんといっしょディレクター/元聖徳大学・東京家政学院大学教授
Email pappy@mvh.biglobe.ne.jp