♪、毎月の絵本「ちいさいパピーちゃん」全12冊 テーマ:元気が出る絵本 お話は、幼児にとって大切な「ゲンキ」、前向きな気持ちになる「やる気」、「よかったね」とhappyに感じる「幸福感」など、生きることへの励ましとなる、四季折々の物語です。 ♪、五十音おけいこ テーマ:言葉の発育を応援。
楽しさ、面白さ、歳時記絵本
おはなし「ちいさいパピーちゃんのまめじどうしゃ」2・3・4歳児向
YouTubeで! 3.44分
https://www.youtube.com/watch?v=jI9LBRj681Y
(あらすじ)リズミカルな語りと乗り物の面白さを、盛り込みながら、自動車の側だけでなく、歩行者の側のルールまでも覚えるお話。
(解説)西本鶏介(児童文学作家)
乗り物の大好きな幼児の心をいきいきと描いたお話です。パピーちゃんのように運転できたら、どんなにすてきだろう。遊園地の豆自動車から本物の自動車へと 夢が広がっていきます。まっすぐな道を走ったり、カーブをまがったり、信号の前でき ちんと止まったり。
まるで自分が運転しているような気分になってきて、パピーちゃんを応援したくなります。
それにしてもパピーちゃんは、なんと運転が上手でしょう。ストップもスタートも、ま るでお手のもの。おまわりさんにもほめられました。
楽しいドラマの進行につれて、いつの問にか交通ルールまでも、頭の中に入ってしまいます。「あかはとまれ。きいろはちゅうい。あおはすすめ。」「みぎだ、ひだりだ、よくみてすすめ。」、自動車の側だけでなく、歩行者の側のルールまでも教えてく れます。
知識絵本でありながらも、それをストレートに描くのではなく、リズミカルな語りと、乗り物のおも しろさをふんだんに盛り込みながらお話そのものの世界へと運び込んでくれます。しかも、最後は、「つぎのばん、 きみのばんこうたい、ゴーゴー」とパピーちゃんにかわって、この豆自動車に乗ることをすすめてくれます。
現実と空想の間を自由に行き来できる幼児にとって、それがどんなにうれしい問いかけになるか、絵本を見ている子ビも達の笑顔が目に浮かぶようです。
解説・問い合わせ:http://www5a.biglobe.ne.jp/~pappy/
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投稿者 / 五十野惇
元NHKおかあさんといっしょディレクター/元聖徳大学・東京家政学院大学教授